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100個から作れる木製オリジナルグッズ

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サスティナブル雑貨のOEMは、D2Cやブランドの理念をカタチにする選択肢

いつもサスティナブルなこだわりのなるオリジナルグッズやOEMを実現するMOKUのコラムをお読みいただきありがとうございます。マーケティング17年目、ESGやサスティナブル経営のことを楽しくなんとなく学べるコンテンツを書い […]

2025年07月02日

Category:
OEM
担当:なかのひと1号

目次

    いつもサスティナブルなこだわりのなるオリジナルグッズやOEMを実現するMOKUのコラムをお読みいただきありがとうございます。

    マーケティング17年目、ESGやサスティナブル経営のことを楽しくなんとなく学べるコンテンツを書いています。コラム担当なかのひと1号が書いていきます。

    D2Cは、商品だけでなく集客や流通など全体を通じて自社の理念や世界観をダイレクトに届けられるのがポイントです。このモデルで成果の出る出ないというポイントの大きな一つとして重要になるのが“共感”です。

    このビジネスモデルが生まれた理由はいくつかあるのですが、企業側が自分達で集客をしやすいテクノロジーとしてSNSやスマホの誕生があり、ShopifyやBASE、STORESなどを用いれば何十万、何百万とかけずともECサイトが作れるようになったこと。

    そしてモール型のECサイトでは、レビューを操作した粗悪品なども多く広まってしまい信用が落ちてきていること。デジタルガジェットなどを買おうとするとノーブランド品をブランドのように見せてクチコミを操作した商品がならんであれを避けて商品を探すのも辟易するものがありますよね。

    また、Z世代やミレニアム世代が、このブランドがどういう目的で作られていて、どういう商品になっていて、商品としてどんな悩みなどを解決して、それだけでなく社会貢献にも確かになっている。といった消費動向や消費意識が変化したことと、さまざまな背景が重なって生まれてきたものと言われています。

    そういった背景もあって、注目を集めているのが、「サスティナブル雑貨のOEM」です。

    エコ素材や地域資源を使った雑貨は、単なるグッズ以上の意味を持ち、ブランドの思想や価値観を形にする“選択肢”として注目されています。

    今回のコラムでは、

    なぜ今、サスティナブル雑貨OEMが注目されているのか?

    どんな素材や形で実現できるのか?

    どんなブランドに適しているのか?

    Z世代やミレニアル世代の価値観、SDGs・ESGトレンド、サスティナブル調達といった上場を目指す企業向けにも、そして実際に私たちがOEMでお手伝いしてきた実例を交えながら、わかりやすく解説していきます。

    サスティナブル雑貨OEMがD2Cブランドに注目される理由

    さて、ここ数年「D2C(Direct to Consumer)」と呼ばれる商品の販売モデルを採用されるブランドが増えています。

    「いやいやD2Cって、いうってもただのネットショップ、WEB通販でしょ?』「D2Cって言葉だけで、結局楽○やアマ○ンのECと同じじゃん?」

    と思われる方もいらっしゃるかもしれませんので、まずは通常のネットショップやECサイト、モール出店との違いを簡単にまとめてから話を進めていきたいと思います。

    まず、大きな違いとして、製造を自社もしくは独自企画にて行うということがあります。

    自社製造というと工場や工房を持つ必要があるのですが、工場はなくてもファブレス方式で他社の工場や工房と提携したりなどでサプライチェーンをつくり商品をつくっていればこのD2Cの文脈にあてはまります。

    ”独自”のというのが味噌で、仕入れて売るのではなく、自分たちでこれがいい。これを広めたい!と思えるオリジナル商品をつくることが前提になります。

    そして、次に自分たちで販路をつくってお客様に直接届けることがあります。

    ここはモール型ECサイトへの出店などでも構いませんが、集客を他社サービスに依存しないで自分達のサイトやSNSなどで集客して店舗として自社のWEBサイト、モール型EC店舗などに集めて販売と集客も自分達でダイレクトに行う。

    このオリジナル商品をつくってダイレクトにお客様(カスタマー)に販売することからD2Cと呼ばれるようになりました。

    いわゆる一般的なネットショップは、自社のオリジナル商品ではなく、仕入れた商品を販売すること。が基本的な文脈になります。

    また、自社で商品をつくってもどこかの店舗に卸して販売していればそればダイレクトではなくなるのでD2Cとは言えなくなっていきます。

    D2Cと卸売の違いは?

    ちなみに、「いや、商品がオリジナルなら別に販路や集客なんて誰が売ってもかわらんやん?」「むしろ、商品だけつくって卸して誰かに売ってもらったほうがぜったい楽」という声も聞こえてきそうです。

    これらも説明しますと、その商品のコンセプトや理念、伝えたいメッセージをしっかりと理解した上で販売してくれるのであれば良いのですが、多くの場合で齟齬が生まれます。

    例えば、A社の「ムッチャグッドプロダクト」では売れ筋。だからといって、それを真似ればB社、C社と横展開すればうまくいく。。。なんてことは、ほぼありえません。というか、それでうまくいくならどんなに楽なことか…

    結論をどかんと言ってしまうと「誰が売ってもかわらない」「卸して誰かに売ってもらおう」ってなると、売れる売れないで陳列から外されますし、在庫は値引きされてブランド価値が下がります。さらにいうと、集客と商品ってセットというか、AにはAにあった集客、BにはBに向いたMDってしっかりと設計して改善したりしていかないと今の時代はものが売れないんですよね。

    また、ブランド側が権威を振り翳して値引きをしている店舗などに値引きするな。こういう売りかたするなってやってしまうと独占禁止法などに触れてしまいます。

    こういったことを散々やって、やられて、作って終わりということが前提の卸売ではなく、自分達でブランドコントロールを完全にできるD2Cという販路が生まれてきたという背景があります。

    OEMでもサスティナブルな雑貨としてD2C商品をつくれる?

    「OEMって、なんだか大量生産のイメージがあって、D2Cのように想いを伝えるには向いていないのでは?」
    そんな声を聞くことがありますが、それはちょっとした誤解です。D2Cで大切なのは、“商品を通じて世界観や理念を届けられるかどうか”です。

    もちろん、多くのOEMメーカーでは最低受注数、最低ロットとしてこの数は絶対作ってね。というラインが決まっています。そのため大量生産というイメージがついてしまうのだと思います。ファブレス方式でD2Cの商品をつくる形式としてOEMがあると思っていただけるといいのかなと思います。

    ちなみに私たちにもその最低ロットは存在します。ただ、私たちの場合には最低100個なのですが、テスト販売を行いたいから10個とかでもいけますか?と言ったお問い合わせもいただきます。この場合には、最低ラインを下回っているので少し高くなってよければおつくりいたします。という形になりますがつくれます。

    私たちは、D2Cでいろんなフェイズ、たとえばスタートアップ時期。テストマーケ時期で0-1からステップアップしたいといったフェイズに合わせたニーズにも応えることができます。そんなD2Cブランドの“伝えたい気持ち”を、雑貨というカタチでOEMでも実現できます。

    サスティナブル雑貨OEMのメリットと事例

    OEMのメリットというともうシンプルに、工場や設備投資がいらない!ということに尽きます。大変ですよ?実際に設備、機材を揃えて自分でそれを扱えるか?というと職人さんやオペレーターの方がいて初めてうごかせるという類のものです。

    それを初期投資として抱えるととってもではないですがスタートアップや、あたらしく自社ブランド商品をD2Cで販売したい!というケースではさすがにムズカシイ。ということになりがちです。他社の工場や人員、ノウハウなどをお借りすることで、金銭的な負担を減らしてものづくりだけでなく集客などに集中できる。というメリットが強くあります。

    ただ、この場合にはその商品のこだわりとなるブランドメッセージ、ブランドコンセプトにしっかりと合致しているかどうか?というのが次のポイントになってきます。自社で工場や機材を揃えて材料なども自分達で手配してってやれるとそれはブランドメッセージやコンセプトがしっかりとのった商品をつくることができます。

    そして、OEMでは、ここがブラックボックス化してしまいがち。。。これはいうならOEMのデメリットかもしれません。

    サスティナブルOEMでなら、D2Cのこだわりをしっかりつくれる。

    ここがしっかりとしているOEM委託先があったら。なんなら資材持ち込みや材料の指定ができたりしたり、労働勤怠などもブラックではないか?とか就労環境のチェックもしたい。という声に声たるOEM雑貨の委託先があれば。もっというと、サスティナブルな文脈にバッチリ合えば最高ですね。

    ここまでお読みいただき勘所の良い方はお気づきかと思いますが、そうなんです、「弊社、それできます。」例えば、都道府県のごとに産地を分けて、県産木材でOEM雑貨つくれない?はもちろん、炭素固定や炭素削減でこれを買うと気候変動の対策になる商品をつくりたい。

    森に住まう〇〇という動物の保全になるグッズとして〇〇が住む森の木をつかうことでその森の保全につながるOEM雑貨をつくりたい。

    全部できます。

    なんなら、他社OEMでありがちな商品まで梱包までというものが私たちは、個別伝票をいただいて出荷まで、それもオーダーメイドに合わせてワンストップでといったことまでしっかりできます。ぜひ一度、D2Cブランドでサスティナブルな雑貨や文具などをお考えであればお問い合わせください。

    よくある質問:D2C × OEMでよく聞かれること

    というわけで、D2Cで商品をつくりたい!OEMでつくりたい!!御社そのあたりどうなんですか?というポイントをQ&A形式でまとめて見ました。

    Q. 「小ロットでも本当に作れますか?」

    A:「つくれます」

    これについては、小ロットの定義がどのあたりにあるのか?によって変わってきてしまうので前提として、先にも挙げましたが他社の雑貨系OEMメーカーと比較して小ロットでつくれます。と答えておきます。

    というか、多少高くなってもいいからまずはものをつくりたい。ものをつくってお客様の声や改善点を探りたいという場合に対応しています。だいたい10個からとかでもこの場合は作ることができます。ざくっと予算ベースで考えるとしたらテスト製造として10個くらいつくりたいなどであれば初回見積もりで10万円前後が一定の基準になりそうです。

    予算や、ロット数、求める利益率でのテスト販売などができるか?などはこちらのコラムをお読みください。

    コラム:OEM雑貨でサスティナブルD2Cを始めたい!最低ロット・費用・納期の丸わかりガイド

    Q. 「ロゴをつけるだけのOEMでも世界観は伝わりますか?」

    A:「かなり伝わります。」

    私たちの商品は、木製品を扱っているのでとてもシンプルです。名入れでも焼印、シルク印刷、レーザー彫刻、フルカラー印刷とありますが、それぞれでイメージ、印象が変わります。それだけでなくしっかり写真をとると世界観の創出も可能。

    左から、デコれる手帳スタンプ ジャンルとしては文具ですが、デコスタンプも世界観が前回に出せます。

    傘マーカー 柄を和のデザインで仕上げることで和雑貨のテイストに。インバウンドに向けたアイテムにもおすすめ。これもいくつか揃えたくなる世界観をつくれます。

    右のコーム 化粧品やシャンプーなどのヘアケア商品のD2C向けのコーム。普通の木工加工系のOEMや製造メーカーでは海外製造などになりがちで、サスティナブル調達がむずかしかったりするのですが、わたしたちはサクラの木をつかい国内でつくることでサステイナブルな文脈を真正面に捉えたグッズがつくれます。

    D2Cの雑貨ブランドが大切にしたい。世界観をOEMでつくれるか?についてはこちらのコラムをお読みください。

    コラム:OEM文具でZ世代に刺さる企画は?共感されるサステナブルな文房具

    サンプル無料で発送しています。気になったアイテムがあればぜひお問い合わせください。

    Q. 「サスティナブル素材ってどこまで対応でますか?」

    A:「木ならどこまでも」

    まずは、気候変動や温暖化対策としてのサスティナブルについてです。

    木や植物は光合成で二酸化炭素(CO2)を吸収してくれて酸素(O2)を吐き出してくれる。と習ったと思います。

    木の体内には、炭素(C)が蓄えられます。炭素は、温暖化の原因の温室効果ガスの一つで、木が光合成すると炭素削減につながり、結果として気候変動への対策になります。

    そして、森で問題になっていることとしては、やはり森に棲まう動物たちが街に降りてきて問題になることがあります。

    毎年のように都市部でクマやいのしし、鹿、猿といった動物が目撃され事故も起きています。

    これは、日本の森でとくに問題になっていることで「森に人の手がはいらなくなったこと」が一つの原因と言われています。

    かつて、人の手が入ってきた森では、林業による適切な維持管理のもと間伐や枝打ちが行われてきました。

    これが高齢化や過疎化で人の手が入らなくなり、森のサイクルが乱れ、結果として森野環境が崩れ食べるものや安心して住める場所をもとめて街へ動物が降りてきてしまうことに。

    間伐材に限った話ではなく、森の木をつかい、里山地域で製材し、山間地域で木工加工する。このサイクルを取り戻すことが本当のサスティナブルであると私たちは考えています。

    このサイクルに則った形であればどこまでもサスティナブルでものづくりができます。

    こちらの内容の詳細は、こちらのコラムをお読みください。

    コラム:文具・文房具のOEMは、サスティナブルやSDGsを超えESGが必須に?

    まとめ:D2CブランドがOEM雑貨を作るべき理由

    D2Cでは、「機能」や「価格」も大事な要素ではありますが、ブランドの世界観や信念を表現することで、それに共感して応援したい!と思える人をいかに増やせるかが結構なポイントになっていると思います

    いろんなマーケティングのビジネスセミナーやスクール、権威的なマーケティングの専門家たちだけでなく、経営コンサルタントや起業家さんたちが口を揃えていうのは「共感や感動」で人が集まるのが一番強い。ということです。

    「その想いに共感した」で集まってくれる人を増やすには、その理念やブランドメッセージに矛盾しない商品をつくり、矛盾しない集客をして、矛盾しない流通でお届けすることが大事といえます。

    以前なら、このあたりがうやむやでも、商品にそれがあれば大きな問題にはならなかったのが、もうお客様のほうでこの矛盾に気づき「ちがうな」と思われてしまうと、そっと離れてしまう。そういう時代です。

    私たちのサスティナブルな雑貨のOEMが、そんな時代に合わせて丁寧に10個くらいとかでもつくっていく環境や社会配慮の時代にあわせたちょうどいい選択になっていると嬉しいです。

    D2Cで現在商品をつくっていて、その販促にサスティナブルな文脈で販促品がほしい。ノベルティがほしい。という方は姉妹サイトのWood+