私たちの会社でもたまにあるのですが、ブランドをつくろう。ブランディングしよう。といった声があがることがあります。
ですが、ブランディングって一体全体なんなのでしょうか?
ロゴデザイン?商品デザイン?WEBサイトのデザイン?いや全部を
ひとことで、ブランディングとは…を説明できる人はそう多くないと思います。
ちなみに、ブランディングは、英語でBranding と書きます。実はわたしたちのサービスでちょっとだけ馴染みのある言葉になっています。
それが「焼印」焼印を英語にすると、Branding ironと書きます。
焼印は一度つけたら、二度と戻せないものです。このあたりにブランディングの本質があるようです。
ブランディングとは?単なるロゴやデザインではない?
ブランディングというと、ロゴやデザインを整えることだと思われがちですが、本質はそれだけではないようです。
ブランディングとは、企業の価値観や理念を明確にし、それを一貫して発信することで「企業の顔」をつくるプロセス全体のことで、消費者に「この会社の製品なら安心できる」「このブランドの考え方に共感する」と思ってもらうことが目的になります。
私たちの名入れ、デザイン印刷でいう焼印では、金型をつくり熱して、製品に押し当てて焼印名入れを施します。
これに当てこむと、金型を作る作業は、こういう会社なんですという企業の価値観や理念を明快にすること、それを熱して押し当てる作業はお客様にそれを伝えることになります。
近年、企業の社会的責任(CSR)やSDGsへの取り組みはブランドイメージを大きく左右します。ESG経営といった環境関連の取り組みが企業の投資価値に直結することもあって、単に商品を販売するのではなく、企業の理念やストーリーを伝えることで、消費者との強い結びつきが生まれます。
ブランドの「らしさ」という金型をしっかりと作り、共感で熱を伝えて金型に込められたメッセージを刻み込む。ことこそが、持続的な成長につながる本当のブランディングといえそうです。
SDGsとブランディングの関係
北欧や欧州では、サステナブルな商品が市場で高く評価され、企業が環境に配慮した製品を提供することがブランド価値向上につながり、モノが良く売れているといいます。
あまりにサスティナブルを謳うことでモノが売れることから、いい加減なエコ表示も横行して問題になり、規制として新エコデザイン規制(https://www.sustainablebrands.jp/news/us/detail/1223550_1532.html)ができたくらいです。
消費者の価値観は大きく変化し、価格やデザインだけでなく「持続可能性」は商品を選ぶときの重要な要素となっています。
日本でもじわじわとその勢いが進んでいます。
これまで新卒採用でSDGsなどの取り組みをしているかどうか?で優秀な人材が応募するしないの大きな判断材料になっていたのですが、ものの購入にまでその判断がおよびはじめています。
ここで大事なことは、企業の透明性があります。
消費者は、「環境に配慮した選択をしている」という満足感に加えて「この会社なら応援したい」という企業姿勢への共感も加わることで、消費が未来のためになっている充足感やブランディング体験につながります。
SDGsについては、以前(5年くらい前)は上場をされている企業をはじめ、海外にて事業展開をされている企業を中心にして取り組まれているレベルというものでしたが、世界的な流行病の前後で急激に浸透。
とくに若い世代では、SDGsに限らず環境や社会に対しての配慮がされているかいないかが大きな影響をもつようになってきています。
社会的にまずいことをしてしまった企業や、時代に合わない体質が続いている企業でたまにSNSなどでその事実を槍玉にあげられ炎上をすることがあります。
SDGsや環境関連については、それをすることで「社会や環境に対して責任のある企業」というメッセージ、焼印でいう金型を作るのですが、実態が伴っていないことをしない、もしくは誤魔化していたり、過大表現をしていたり、法律に明快に書かれていないからとグレーなことをしているとあとで大きな問題となることがあります。
先にも挙げた新エコデザイン規制のような、環境配慮を謳えばモノが売れるような市場のときにはこういった実態の伴わないものや、ほんの少しだけしか実態がないものを大きく見せてしまいたくなることもあるかと思います。そんなときに思い出してほしいのは、ブランディングは、焼印の金型のようなもので、一度ついたらブランドイメージはながーーーく続くということです。
それは良いことも悪いこともです。
そして、一度でもそういうグレーなことをして、明るみに出たら顧客は「裏切られた」と離れてしまいます。
ブランディングはある意味で、自分たちが社会やお客様と勝手に交わす約束のようなものです。
これを人間関係に置き換えると、真摯で信用できそうな人だなと思ったら、言っていることは立派だけど自分の都合や、違う人との約束を優先したりして、決めた約束を勝手に変えたり、こちらの都合を聞かずに押し通してきたりされたとしたらいかがでしょうか?信用できないですよね。
企業も同じで、わたしたちはこういうことをしています。という宣言をしたら、それを守る。
どうせバレないからとか、法律的にグレーだからで誤魔化さない。むしろ見えないこと、小さなこと、グレーなことだからこそ徹底して守る。
そんな姿勢の積み重ねがブランドイメージとして問われるのだと思います。
「国産の木材」を使うことはブランディングになる?
MOKUのコラムをお読みいただいている方は、ここは馴染みのあることですが、国産の木材、特に間伐材を活用することは、環境問題の解決に大きく貢献します。
どんな解決になるのか?というと、いまの日本の森は人の手が入らずに放置されてしまって、荒れています。
荒れるというのがどういうことか?といいますと、
1・木々が密集しすぎて森が鬱蒼として太陽の陽を遮ってしまいます。
2・鬱蒼とすることで風通しも悪くなり湿気が溜まって病気が蔓延します。
3・密集した木々は土の栄養を奪い合って細く脆くなってしまいます。
4・下草なども枯れたり病気になるので、森に暮らす動物の食べ物が減ります。
5・細くなった木々は根も浅くなるので森の土の保水する力も弱くなります。
ほかにもたくさんあるのですが、これらが重なって森は崩壊してしまいます。
この解決の一歩は、かつて森に入っていた間伐や枝打ちといった人の手を取り戻すことです。
適切に管理された森林から得られた木材を利用するは、CO₂の吸収力の高い若い森に生まれ変わるので、気候変動への対策にも。さらにしっかりと根が張るのでグリーンインフラの力を高め土砂災害の防止にもつながります。
上の画像はざくっとしたイメージですが、SDGsだと最大7つのゴールに貢献します。
環境関連以外では、「国産」「エシカル」といったキーワードは、企業のブランド価値を高める重要な要素です。
とくに木工加工業界は、高齢化や輸入木製品などの煽りを受けて伝統や技、ノウハウを未来につなげる後継者継承などがむずかしくなってきています。
サスティナブルなグッズでは、よくあるのがリサイクルプラスチック使用や、アップサイクル素材使用などで、伝統的な技巧や地域の産業をサスティナブルにするアクションについてはそこまで強くないのが実情です。私たちは、この里山地域の産業として木工加工の技を未来につなぎたい。という思いで加工を日本で行うことにこだわっています。
日本製の先の、〇〇県製、〇〇村製と、全ての地域ではまだ難しいですが、多摩地域の多摩産の木で多摩地域で木工加工をする。そんな超ローカルメイドなグッズ制作が可能です。
国産の木をつかったものづくりは、環境配慮の姿勢・伝統技巧を継承する姿勢をアピールでき、消費者に好印象のブランドイメージとなるポイントがたくさんあります。
具体的に、サスティナブルな取り組みをしたい。一歩目をどうしたらいいかわからない。という企業やブランドをつくりたい方にはおすすめの方法です。
OEM・オリジナルグッズを通じたブランディング戦略
サスティナブルなブランドをつくったり、サスティナブルにこだわりのあるアイテムをつくった。でも、そんなにうれなかったんですよね。。。という声を耳にすることがあります。
実際のところ、サスティナブルであるから売れる。というわけではなく、比較検討したときの決め手の一つ。それも結構大きめのもの。という認識でいるとちょうどいいかもしれません。
ブッキングドットコムの日本法人では、旅行者の意識調査で世界では82%が、日本でも62%がサスティナブルであることが決定の重要なポイントとなっているといいます。
この数字は年々増えてきています。
ちなみに、ですが、わたしたちのお客様で、国内120店舗を運営されているサスティナブルな雑貨チェーンで年間4万個販売されていたり、食にこだわりのある雑貨屋さんでも3000個以上販売されていたり、
お名前を出していいお客様ではロゴナジャパン様のオーガニックでサスティナブルな化粧品を扱うブランド「Luamo」のメイクパレットがとても人気となっていたり、、、
成功されているブランド様はたくさんいます。
このあたりについて、具体的にサスティナブルなブランドを運営されていたりで、弊社商品を検討されている方は一度お問い合わせください。
まとめ
ブランディングとは単なるロゴやデザインの整備ではなく、企業の価値観や理念を明確にし、一貫した発信を通じて消費者に信頼や共感を持ってもらうプロセス全体を指します。
その本質は焼印のように一度刻まれると長く影響が続くものです。特に近年はSDGsや環境配慮が企業のブランド価値を左右し、消費者の購買判断にも影響を与えています。
国産木材の活用は、環境問題の解決に貢献するだけでなく、企業の透明性や持続可能性を示す強いブランディング要素となります。
OEMやオリジナルグッズによるブランディングでは、サステナブルであるだけで売り上げに直結するわけではありませんが、お客様が比較検討をする際の決定要因の一つとして大きな影響を持ちます。
このコラムをお読みの方で、サスティナブルなブランド、アイテムを検討されている方であれば、参考価格1500円以下の商品サンプルについて発送無料にて承っています。
検討段階、情報収集段階でも構いません。というか、むしろ、サスティナブルなブランドやアイテムに多く携わってきた経験で御社にお役に立てると思います。
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